とけしたけしの今日もみんなで、うっちんちゃ

うちなーが大好きだぁーーー。みんなで沖縄をもりあげましょう。
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【うちなー語】とぅるばる

2009.02.26 Thursday | 沖縄言葉

”とぅるばる”とは、ぼーっとしていること。を意味します。

ぼけーっとして、何も反応がないとき、
”おい、とぅるばっとらんと、しっかりしろ”と声をかけるものなんですよ。

しかし、この言葉の語源が分からない。戦後に作られた言葉らしい
ということがおじぃとかに聞いてたんですが。。。
調査に1年かかりました。

なんと、英語から来た言葉なんです。びつくりぎようてんです。

英語で、遮断機のことを、TOLL BARと言います。
なんで、TOLLBARがとぅるばる?
もう、賢明な皆様は、ピンときますよね。
読み方が変化して、沖縄県民になじんだのです。

遮断機が降りている間は、何もできなく、ぼーとして待つからでしょうか?
よくよく調べると、英語でスラング的に、のんびりした人のことを
指すみたいです。

今の沖縄には、電車も通っていなく、遮断機がないので、まったく気が付き
ましんでした。
はぁーー

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【うちなー語】にふぇーでーびる

2009.02.17 Tuesday | 沖縄言葉

もう、ご存じの方はたくさんいると思いますが、”にふぇーでーびる”とは、
沖縄の古いことばで、ありがとうという意味です。
ちょっと考えてもわからない不思議な言葉ですよね?

ただし、この言葉も深い意味をもって語り継がれてきたことを、
現代人は忘れてしまっています。

沖縄は、昔から、魚がたくさんとれました。いまでは高級魚となって
いる”アカマチ”を筆頭に、ふえだい科の魚がたくさんとります。

でも、今のように大きな船もなかった昔は、かなり沖にいかないと
取れないふえだい科の魚はとても珍しかったのです。

だから、とれたら、ご近所におすそわけしたものでした。
ふえだいが1匹きただけでも、とてもうれしいものですが、
これが2匹もおすそ分けしてくれた日には、家族そろってとても
大喜びです。
だから、ふえだいが2匹で、”にふえだい”。
”にふぇーだい”→”にふぇーでい”。
はい。とてもとてもありがたいときに、”にふぇーでーびる”と
いつの間にか、ご近所でいいあっていたんですよ。

現代のように、なんでも手に入るのは、ありがたみがないのです。
この言葉をよーっく、身にしみて味わいたいものです。

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【うちなー語】うりぁひぁ

2009.02.10 Tuesday | 沖縄言葉

最近は、若者が使ったことを見たことがない言葉である。
だいたい、50歳代の人まではよく使う。

びっくりした時に、自然とでる言葉である。

この語源を知っている人も最近は少なくなってきた。
1600年代にさかのぼるのである。
時代は、尚王統の時代です。
あの、にっくき薩摩の連中が沖縄にやってきて、むちゃくちゃ
した時代です。
(だから、去年の篤姫は見ませんでした。敵方のヒロインをたたえる
話は許せん!)

尚王も薩摩の連中がやってきて困っていて、今後の対策を練って
いたときのことです。
当時は、大事なことをきめるのに、琉球札を使用していました。
ちょうどトランプみたいなものとイメージすればいいのえしょうか?
裏が琉球王朝の絵札となっている例のものです。

そのカードを全部裏返しにしてならべ、どれかをひっくり返して、
その絵札を見て、運気を考えるものです。現在のタロットカードが
近いのかもしれません。

例によって、尚王も一枚手にとって、ひっくり返しました。
ところが、なんとそのカードが真っ白。
すべて絵札のはずなのに、予備のカードが偶然にもまざってしまって
いたのでした。本来あるはずのない出来事です。

尚王は、思わず驚いて、”うらはぁ”と叫びました。

このお言葉が庶民に伝わって、”うらはぁ”、”うりゃはぁ””うりぁひぁ”
と変化して、驚いたときに使う言葉として、現在まで残されていったのです。

歴史を残すためにも、この言葉をなくしては、いきましん。


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【うちなー語】あぎじゃびよー

2009.02.07 Saturday | 沖縄言葉

最近では、若者も使わなくなったことば。
では、お年寄りが使うのかと思うと、ある年代から以上の
お年寄りは使わない。
不思議な言葉である。

意味は、だめよ。

語源は、先に記した”あが”と関連している。
”あが”は、あほんだら、こんなことしていたら、後でがつんと
しばくで”という関西の言葉が縮まった言葉であるが、
この”あぎじゃびよー”は、相手に”あが”と言われて、
”あがは、いやよぉ”あがいやよ。あぎいやよ。あぎじゃやよ。
あぎじゃびよ。
と変化した言葉である。
しばかれるのは、いやだったので、やめてーと叫ぶのであるが、
早口でいううちに、このように変化していったのである。

だから、大阪と交流のあった時期以前に生まれた人は、知らない
言葉であるし、また、現代は、こんな言葉はすたれていくのである。

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【うちなー語】にぃぶい

2009.02.05 Thursday | 沖縄言葉

最近は、いつの間にか、学校で昼ねしていることを、にぃぶいと
言われることが多くなりました。
そんなに学校がつまらないのは、教師の質が落ちたのかぁ?と
そんなつまらなないことを言いたいわけでもありません。
この言葉は、今では、ヤマトに逆輸入している言葉です。

もともとは、寝ているものを注意したときに、”あぁーにぶい。”
といっていました。
沖縄を適当に知っている人なら、ご存知、え行がい行に変化する
ことを思い出してください。
元は、眠いといっているのですが、ねむい→にむい→にぃぶい
と変化していった言葉です。

これが、大阪と沖縄が商売していたときに、大阪人に気に入られ、
眠っているような人、つまりぼんやりしている人のことを、
にぶいやつというようになりました。
その人は、眠っている状態だから何も反応しません。だから、
”まったく、こいつぁ、にぶいやっちゃのぉ”
と大阪の人は僕たちの先祖のことをからかっていたわけさ。nixibui.gif
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【うちなー語】あが

2009.02.03 Tuesday | 沖縄言葉

うちなーぐち(沖縄の言葉)で、あが。
最近は、どこかにぶつけたときや、誰かからぶたれたときに、
ヤマトの観光客の皆様は、”痛い”というですが、ぼくたちは、”あが”
といいます。
語源は、古いものではなく、近年に定着したものです。

元は、沖縄と大阪と交流していたころによく使われた言葉です。

いわゆる、関西弁で人からたたかれたときに、”あほんだら!、
こんなことしたら、後でがつんとしばいたるで”と、関西人がいって
いたのを、うちなんちゅが聞きつけて、まねして使っていたのであるが、
あまりにも長いので、熱い沖縄では、そんな言葉をしゃべる気力が
わきません。
そのうちに、言葉が省略されて、
あほんだらの”あ”と、がつんとしばいたるでの”が”が、残ったのです。

ですので、単に”痛い”というあがではなくて、その言葉の裏に、
深い意味が隠されている訳なんです。

ヤマトの観光客の皆様。これから、野球のキャンプを見学しに沖縄に
こられることもあると思いますが、ぼくらをどついたらあきまへんよ。

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